カメラは合体ロボ

...という話をどこかのブログで拝見しました。まさにその通りかと思います。

実際、レンズ交換の時なんか、無意識にブッピガンと呟くものです。ガンダムだとしたら、本体はコア・ファイター、縦グリは足、んでレンズが上半身。なんちって。

良い体格のボディに望遠レンズは定番のかっこよさです。こいつが浮遊してファンネルの如く遊撃してきても疑いはしません。でもそんなイカついボディに、あえてパンケーキ。これも良いと思いませんか。無人砲塔型みたいで。

ライブビューはあるけど固定モニターのレフ機でチルトモニターごっこをしたくて鏡を取り付けるやつ、現地改修型っぽくて独特の良さがある気がします。

一昔前のヘンテコなフォルムのカメラ、近未来感マシマシで大好きです。EOS IXEとかちょーカッコよくないですか。ジオンが使ってそう。キヤノンといえば、金田の赤いバイクにデカデカとCanonデカールが貼ってあるのが印象的です。EOSのフラグシップの縦グリ一体型モデルは、ちょうど金田のバイクと似たような洗練さがあります。

NikonのD二桁シリーズ、すごく可愛いと思うんですよ。D40とか、D60とか。アレに標準単付けたときの一体感というか、これでカンペキじゃないか、感。そう、Nikon単焦点がとにかくカッコいい。F100に58/1.4Gとか、F3に35/2Dとか。D800系列のムキムキ感も好きです。

たまに見るEVF取り外し式、アレは便利かどうか知りませんがめちゃくちゃカッコいいと思ってます。GFXのとか。GFXの直線的な格好、横から遮光板をシャコッと取り出せそうで大変よろしい。

初代α7の美麗さは異常です。SCPくらい。これはもう詳しくは言いません。異常なまでに完成されています。ただし、α99IIやα900のマッチョっぷりも捨てたものではありません。これらは見た目的にはそれぞれ対極のようなデザインですが、どれも自信に満ち溢れた素晴らしい威圧感です。ジェットストリームアタックして来そう。

PENTAXのK-3IIIも非常にカッコいい。果てゆく一眼レフの世界を押し開き、どこまでもその小さな世界を護り続ける概念。一眼レフの世界そのもの。セカイ系かな。ニコンDシリーズも、キヤノンEFマウントも、すべてK-3IIIの中にいるのです。

レンズフード。一般的な逆さ付けできるタイプではなくて、鏡筒からスコッと伸びてくるタイプがありますね。アレも大変良い。あるいは、前玉がとても奥まったところに配置してあって、そもそもフード要らずなんてのも良い。機能美。

イカだかなんだか忘れてしまいましたが、複数のレンズがリボルバーになっていて、レンズ交換が簡単にできる、なんて代物を見かけたことがあります。使われていないということはつまりそういうことですが、珍兵器っぽくて悪くない。

バッテリーボックスにダミーバッテリー入れてコードを垂らし、外部電源に接続するアレ。わかりますか。現地改修型ですよ。エネルギーパック勝手に増やした現地改修型ですよ。なんちゃってチルトモニター鏡といい、非常によろしい。

でもでもやっぱ、D90が一番かっこいいや。D90に、DX 35mm f1.8G。これがやっぱり抜群。レンズ交換式なのにこの組み合わせ以外しっくりきません。

ずいぶん書き散らしました。まとめもオチもありません。終わります。

PENTAXが俺をつかんで離さない

今回は写真無しの駄文です

 

 機材一生悩む。これマジ。

いつぞやの記事に、PENTAXは悪ないけど一眼レフなんざ時代遅れでそんなのに割ける金ねーぜ、って話を書いたと思います。さてさて、ところがうp主は勉強しました。ベイヤー配列のカラーセンサーは画面中の色が半分くらい捏造である!と。そしてPENTAXはこれに解決に近しい対策をしている...!と。

 

 まず。ベイヤーセンサーの欠点として偽色があります。これはざっくり言うと、赤青緑をそれぞれ捉えるピクセルが規則正しく並んでいて、たとえば自分が緑を見るピクセルなら見れない青と赤の情報は隣のピクセルから引っ張ってきて補完する、このような計算で推測された色を使うので、場合によってはその推測が的外れで変な色を出すと言うことです。ほら、液晶画面をカメラで撮ると色のついたモアレが出るじゃないですか、あれです。

で、これの解決策としてざっくり6パターンあります。

1 : ローパスフィルター

2 : ピクセルシフト

3 : ハードウェアピクセルビニング

4 : Foveonセンサー

5 : 3CCDまたは3CMOS

6 : 三回に分けてカラーフィルターを変えながら撮る

ローパスフィルターとは、1ピクセル分に入射する光路を辿ってきた光を4ピクセル分に分割してセンサーに届ける光学素子です。説明がむずいので詳しくはSONYのローパスフィルターのページを見てみてください。そしてあんまり効果がありません。

ピクセルシフトとはなんぞや。これは、ベイヤーセンサーを気合いで微小動作させるものです。1ピクセル分ずつ、または半ピクセル分づつの間隔で、センサーを円周運動させることにより、一つの画素に赤青緑すべての色情報を持たせることができ、偽色が発生しません。

ハードウェアピクセルビニング。これは、正方形に並んだ赤青緑の3色4ピクセルを1ピクセルとして処理し、全体として総画素数の1/4の画像を生成します。一つの画素に赤青緑の色情報が載るので、やはり偽色が発生しません。と思っていたら、この方式のα7SIIIの作例で思っクソ偽色が出ており、何やねんマジ(憤慨)

Foveonセンサーは、おもにSIGMAが採用していた特殊なセンサーです。赤青緑が層となって光軸に対し垂直に並んでおり、1ピクセルだけで赤青緑の色情報すべてを得ることができます。カラーフイルムみたいな仕組みで一見完璧ですが、高感度とか熱とかに死ぬほど弱いです。使いもんにならん。面白そうなセンサーですけどね。

3CCDカメラは、レンズから入った光を、三つの特殊なプリズムにより赤青緑に分け、それらを三枚のセンサーで捉える変態カメラです。スチル用としては今どこも作ってません。あるんか?あったら教えてくれ。

三回に分けて撮るやつは、なんかガチ業務とか風景撮影とかで行われていたらしいですが、論外。通常撮影をさせろ。

 

 さて、もうお分かりでしょう。ピクセルシフト以外ピーキーすぎると。じゃあ簡単です、ピクセルシフトマルチできるカメラを探せばよいのです。

SONY α、Nikon Z、Fujifilm Xは三脚必須、Canon EOSはそもそも非対応、手持ちでイケるのはOM SystemとPENTAX、OMのは偽色撲滅ではなくて擬似高画素化。ハッセルブラッド?はっ倒すぞ。

あれ、PENTAXしか残ってない。

そう、手持ちでピクセルシフト式による偽色撲滅撮影(勝手にそう呼んでる)ができるのは!なんと!PENTAX!!!一択!!!!!キエエ

 

 そして。PENTAXはいまだに一眼レフを開発し続ける酔狂なブランド。それだけに、レフレックスシステムへのこだわりは尋常ではなく、ファインダーの質とかミラーの制動とかは孤高の領域と言って良いでしょう。K-3 MarkIIIとか。さらに輪をかけ、強力な防塵防滴と耐寒、じゅうぶんに良い画質、21mmとか32mmなど「わかってんじゃん」なレンズがある(大事)こと、シャッター音ももちろん大変よろしいと来るからいやはや...

さらに、PENTAXブランドではないが、スナップ最強のGRIIIにもなんとピクセルシフト式の偽色撲滅撮影がついてる!

もう少し褒めちぎると、撮って出しの色を細やかに弄れるの大好き。プリセットもめっちゃ良い。あとセンサーシフトで星を追っかけて赤道儀ごっこするという謎技術。

こりゃーまいった。もうPENTAXから目が離せん。PENTAXも俺を離してくれん。

 

 ていうかね、ごちゃごちゃ申し上げましたけど、そもそも一眼レフが大好きなんですワ。光学ファインダーとかシャッター音とか振動とか、それももちろんそうですし、何より一眼レフであると言う事実が。レンジファインダー二眼レフにつきものだったパララックスを解決し、レンズ交換によりありとあらゆる焦点距離に対応し、写真の一時代を見事に築き上げた誇りが。

スポーツを撮るのは楽しいことです。友達のライブを頼まれて撮るのも。イカつい格好の女子のアーチスト写真を撮るのだって。しかしながら、これらを差し置いて何より楽しいのは、やはり撮像装備感溢れるゴチャッとしたフォルムの一眼レフを構えてスナップを撮ること。最近だんだんわかってきましたよ、自分の楽しいと思う写真はどっちかってと「愉」とか「悦」とかのほうだってこと。

D90がいけません。DX 35mm f1.8Gはもっといけません。こいつらが、私に一眼レフをわからせたのです。本当に楽しい。

 

主成分:秋

以下言い訳

テストがですね、バカ忙しくて(大学受験~定期テストで1ヶ月くらいずっと試験)、写真に割ける時間と体力がほとんどありませんでした。いやマジ。疲れた。

で今回のこれは一体何ぞって話ですが、一応写真を撮りはしたんです。撮るだけ撮って1ヶ月間選抜も現像もせずほったらかして、三千枚くらい溜まってしまい、さすがに放出せねばということで無理矢理まとめました。

まとまってません。選抜もしてません、フォルダに指をなぞらせてテキトーに選びました。現像なんてもってのほか。多分間違えてRAWのまま貼り付けてガビガビになるやつが何枚かあるはず。とうぜん文の校正なんかしちゃいません。誤字は見つけても放っておくこと。

いくぞ

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学校の裏f:id:Shirauo:20241222224825j:image
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かなちゅうバス。遅れがちf:id:Shirauo:20241222224813j:image


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何枚か撮ったうちのやつ。多分もう少し見栄えのいいやつがあったはずf:id:Shirauo:20241222224602j:image


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土星f:id:Shirauo:20241222224557j:image


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リバーサルっぽさを目指してf:id:Shirauo:20241222224829j:image


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f:id:Shirauo:20241222224733j:imageおわり!次はちゃんと書く

Nikon D90 , AF-S DX 35mm f1.8

秋はもう少し続くらしい

 たった二日間だけの贅沢な秋と別れを惜しんでいたらおかわりが来ました。11/23から25 までずっと晴れ続き、気温もギリギリ一桁℃に落ちない程度、ようやく訪れた見事な紅葉も合間ってじつに良い感じです。

 

 さっそく写真に行きましょう。今回は秋の好きなところをぶち撒けているので、まとまりがありません。振り回されてください。

遠くの音が透き通って聞こえます。物理的に言えば気温が低いことから説明できますが、そういう雰囲気ではない。

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十数℃は思ったより少し寒いくらいで、いまからもっと冷え込むから冬支度しとけよと知らせてくれるようです。

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日照時間は短いのに体感時間はずいぶん緩慢です。この感じが昔から好きです。

何もなくて、ただ秋で、f:id:Shirauo:20241127004916j:image晴れの乾いた空気がぼんやりさせるような。そうでもないような。

うーん、ぼんやりとも違うんですよね、意識は確かにはっきりしているのです。

ただ、秋であるそのこと以外にまるで意識を向けられない、金縛りとも似たような状態異常。秋はそういう特殊効果があるように思います。

f:id:Shirauo:20241127005236j:image夏くらい強い影もそういう風には見えなくて、

f:id:Shirauo:20241127005404j:image赤と黄色が無理にでも彩りを装うからでしょうか。

f:id:Shirauo:20241127005516j:imageそれともこの斜めり具合のせいでしょうか。

何でも良いんですけどね。

f:id:Shirauo:20241127005958j:imageざあざあ。ざわざわ。
f:id:Shirauo:20241127010003j:imageいつのまにかもう終わり際の秋。知らないうちにフィナーレ姿になっていました。

告知くらいしろ。今から終わるよって。f:id:Shirauo:20241127005954j:image半透明。秋は一段と透過光がよく見えると思います。空気が乾いていて透き通りが良いのもあるでしょう。

f:id:Shirauo:20241127005950j:image心なしか道ゆく人も心地よさそうです。

日没の近づく夕焼け時ですら、やはり秋であると主張されるのです。f:id:Shirauo:20241127005940j:image鋭い結像。秋は写真だけ楽しむにはもったいなくて、音とか、風とか気温もそうですし、匂いなんかも良いのです。

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そろそろ市民薄明です。

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地軸が公転軌道に垂直になるか日本列島がいきなりグーッと北に移動するかして、ずっと秋と冬をローテーションする気候になってほしいものです。今年の夏はそれはそれは酷い気温と湿度でしたからよけいにそう思います。それではこの辺で。秋よ、もう少し。

Nikon D90 , DX 35mm f1.8G

やっと大好きな秋が来たかと思えば

 ときは西暦2024年後半、ところ地球の日本の神奈川県。信じられないことに、11/17というこれから年末な時分のその日、最高気温は24℃をマーク。今年の秋はいったいぜんたいどんだけ待たせれば気が済むんだ、曇ったり暖かかったり番狂せなことしやがって。と思っていたら、その翌日と翌々日、ようやくスコンと晴れてぴゅーっと涼しい秋風が吹いて紅葉終わりの枯葉が舞い散る日が来た。つまり秋。私はすごーく嬉しかった。ジャーキーを目の前にして食ってよしと言われた犬くらい嬉しかった。

 

 みたまえよこの秋っぷり! 待ち望んだのですよ私は。大好きなこの秋を...f:id:Shirauo:20241120010028j:imageセイタカアワダチソウは駆除が大変なせいで農家に迷惑をかけているらしいのですが、ススキと一緒に並んだ時の綺麗さたるや尋常ではなく、申し訳ないながらに私はこの花の見た目が好きなのです。

いや、何ならススキと一緒じゃなくてもいい。f:id:Shirauo:20241120010738j:imageこの日の暮れは曇ったのだが、その貧弱な光量でこれだけの色を見せてくれるのだから。


次の日。斜陽ーー!!!f:id:Shirauo:20241120011751j:imageああ大好き。秋のせっかちな太陽は沈むのが早く、してそのとき秋の乾いた空気があると、それはもうことさら良い色なのは既知のことがらでしょう。
f:id:Shirauo:20241120011746j:image秋さん、何食ったらそんな良い色出せるんです?さつまいも?

f:id:Shirauo:20241120012512j:imageと思ってたら日が沈んでキュウと色が締まります。

何なんですかこの色は。最高じゃないですか。f:id:Shirauo:20241120012516j:image写真に色をつけようと思った人、RGBカラーセンサーを創った人、ありがとう。あなたがたのおかげでこの色が記録できた。

 

さらに次の日。
f:id:Shirauo:20241120013137j:imageもうモロ秋。
f:id:Shirauo:20241120013117j:image紅葉、ああ、今年はもう見れないと思っていました。すげー嬉しい。

この日は渋谷(嫌い)に用事があり、晴れた秋空の下をズケズケ歩いてゆきます。
f:id:Shirauo:20241120013132j:imageちょっとナウなフンイキのを一枚。

渋谷は嫌いだけど、奥渋は悪くない。民家の間を縫うようにして歩いていると、f:id:Shirauo:20241120013140j:imageこんなのに出会うことがあるんです。じつに渋谷らしくない。
f:id:Shirauo:20241120013128j:image大変良い紅葉です。素晴らしい。

 

 さてね、今日は11/19、最高8℃。秋終了。待てや、もうちょっとなんか緩衝地帯設けろって、こちとらまだ二日間しか秋を感じていないが?? やっと冷房が要らないかと思えばもう暖房、どーなってんだこのヤロー。

とまあそんなわけで、二日とちょっと間だけものすごく秋を堪能し、ほんの一瞬だったそれを惜しみながら書き散らした駄文でした。おそまつさま。

Nikon D90 , DX 35mm f1.8G

AF-S DX 35mm f1.8G

 三度目の正直。f:id:Shirauo:20241105175900j:image"良"い〜〜〜!!見た目が良いものってそれだけで全部良いですよね、そんなわけないですがそういう気分にはなります。

そして軽い。ボディに何もつけてないくらい軽い(B016比)。これと一緒にどこにでも行けそうです。

三度目の正直というのは、この品質良好な個体を引き当てるまでに同じレンズを三本買った、という意味なんですが。雑に紹介すると一本目は中古で買ってカビ玉を掴まされ、二本目は新品で買って絞り羽の形状が不良、そして三本目、つまりこの個体も新品で買って今度こそなんの不具合もない良品が届き、軽く感動しているところです。

余談はこの辺で終わらせて、

 

 レンズガチャともこれでおさらば。今日からお前が私の眼だ。f:id:Shirauo:20241105200921j:image換算52.5mm。古い設計のしかも撒き餌ですから、バチボコに完璧な写りってわけじゃないです。

f:id:Shirauo:20241105203937j:image少し樽型の歪曲が見られます。

ふと見上げ、カラス。f:id:Shirauo:20241105200607j:imageヌケ良し。光を素直に通してくれます。ここまでの三枚はどれも解放f1.8です。やわらかい空気と細やかなディテール、良いですね。

鋭い光とか、f:id:Shirauo:20241105201609j:image

殴りつけるような秋風とか、f:id:Shirauo:20241105201823j:image

かたやこんなハイコントラストまで...f:id:Shirauo:20241105205914j:image絞れば途端に優等生。ピント面にまでふわふわ感が残るのは解放だけのようです。

 

 父上と共にドイツフェスタなるものに行ってきました。ありとあらゆるものが高価。そして美味い。f:id:Shirauo:20241105204803j:imageテーブル写真は要練習です。52.5mmの画角に慣れてなさすぎる。いやそうじゃなくて、レンズのキレを見て欲しいんですけどね

入り口です。f:id:Shirauo:20241105205516j:image外国語読めん。

f:id:Shirauo:20241105205145j:image東京は人がゴミのようで(ムスカ)、人を写さない方が大変なのですが、一応こんな草むらはあるところにはあります。

f:id:Shirauo:20241105210142j:imageこれは渋谷
f:id:Shirauo:20241105210139j:imageこれも渋谷。木ばっか撮ってるって?そうです普段木しか撮りません。人間みたいに逃げないので。(てか渋谷嫌いすぎて木以外撮りたくない)


f:id:Shirauo:20241105210134j:image猫はたまに止まってくれます。

 

 ウワァ写真楽しい!ってはしゃぐ時にこれ以上無いレンズだと思います。まさしく眼。完璧ではなく、美麗とも違く、さして特別な要素も皆無。

最高じゃないですか。

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AFは前回の記事での調整が功を奏して精度良く決まってくれますが、速度のほうはマァ普通に遅い...といっても、スナップにストレスなほどではありません。

f:id:Shirauo:20241105211232j:image精度良いったって接写時の精密なフォーカスは出来ない程度なので、これはMFで撮りました。うーんビミョい、精進します。

こんな感じの時は瞬間に決まります。ミ゜ッて音を立てて。f:id:Shirauo:20241105211224j:image

 

 何をどう撮っても良い感じですが、しかし、私がこの視界によく馴染み、さらにこのレンズの特性を隅々まで把握したその時、ここからが面白いんだよ、などと奥へ連れて行ってくれそうな気がします。亡き18-200VRIIがそうでした。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

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 冒頭で終わらせた余談を再開するんですが(この先写真は出てきません)、このレンズとD90の組み合わせで私の一眼レフの旅に終止符を打つか、D3桁のフルサイズと58mm f1.4Gで最高の道楽路線を目指すか、足を踏み外してPENTAXに寝返るかの三択でめちゃくちゃ悩みました。結果としてはこのレンズに行き着いたんですが、理由は以下の通りです。

一眼レフはもはや古代兵器、時代はミラーレス。私もゆくゆくはミラーレスに行くつもりですから、私にとっての一眼レフはそのフィーリングを楽しむための道楽機材になる道が決定しています。何事もそうですが、道楽ならばなおさら、負担は軽いほうがよい。

高価で重くて性能も最新には劣るフルサイズ一眼レフを道楽のために買うというのは、簡単に言えば負担が大きいのです。なのでボツ。とはいえ58mm f1.4Gは憧れのレンズで、そう簡単には諦めきれず、ミラーレスにマウントアダプターをかませて使うことを念頭に保留。PENTAXはシャッター音がなんか違う(好きな音だがレフ機としてはもっとやかましくあってほしい)のと、やはりこれ以上レフに財力を割ける気がしないのがありボツ。

まあ要は金と体力が足りねえって話ですけれど。

ここまで迷いが発生したのはやはり、これと同型のレンズで二本もハズレを引いたからです。ハズレ玉の連発で、このレンズそのものやD90の古いセンサーなどへ一時的な冷めが発生し、それで現状から全く違う方角へ舵を切ろうか悩んだって訳です。今はこのレンズを手にしてよかったと思っとりますが。

長くなりましたね、失敬。それではこのへんで。

カメラが邪魔である

今回は文字ばっかりで写真は出てきません。 僕、俺?私だっけ、このブログで一人称をどうしていたか忘れました、今回は僕で行きます。

 

 写真を撮ることが好き、機材をいじるのが好き、それに嘘偽りはない。で、僕にとって、写真の楽しみの原初は記録にあって、つまり衝動的に記録して記憶に紐付ける、そういう気まぐれ日記的な写真が大好きなのです。

でね、その気まぐれ日記的写真を撮ろうと思ったとき、必ずしもカメラが手元にあるとは限らんのです。だって重いしデカいじゃないですか。メイン機(これしか持ってないんですが)のD90自体が電池込み700グラムあって、そこにレンズが付いちょるわけで、デジタル一眼レフレックスとしては軽いんですが、荷物に許せる絶対値としては普通にめちゃくちゃ重い。

写真を撮るぞと思っているときは別にいいんですが、そうじゃないとき、単に好きな環境や時間を味わっていてふと一枚収めたいと思ったそのとき、カメラの「撮る道具」的存在感はまあ激しく邪魔なのです。

iPod touch5が懐かしい。記録としての「よい写真」をたくさん残せたのは、あの存在感の薄さゆえであるかもしれません。Wi-Fiのあるところでしかネットに繋げられないし、死ぬほど軽い(88グラム)から手に持っていることを忘れるし。スマホがその代替になるだろうとも思いましたが、否、モバイルデータ通信とコンピュテーショナルフォトグラフィーに汚染されたそれは、僕の期待を大きく裏切るのでした。生活必需品の称号を得た賢い電話はもうスナップシューターに戻ることなど出来ないのです。

iPodに戻れ?いいえ、それも納得できません。マニュアルモードが使えないカメラをもはやカメラとは呼べない。瞬間、確実に記録したい状況が訪れることはレアなことではなく、そのときにフルオートというのは運任せに等しいでしょう。シャッタースピード優先を1/100に設定しておいて咄嗟にオートから切り替える、などと出来ないのですから。

 

 機材選びって楽しいですよね。時に要望に合うのが見つからなくてストレスですが。さて、僕はこれからの人生を共にするカメラを次のようにします。旗艦、書記、遊撃、道楽。

まずは旗艦。本腰を入れて撮るときの兵器。これはもうα1で決定です。カメラメーカー各社のフラグシップの中で一番軽く、かつ50メガピクセルで30fps連写の化け物スペック、高感度耐性もよろしいと来ればこれ以外にする理由が見つかりません。そりゃZ8とは悩みましたけど、Eマウントのレンズラインナップからしてαにしました。

書記はつまり、ゆっくりと確かな記録をしたいときの懐刀。そのためには、新しくなくていいから軽量フルサイズで広いダイナミックレンジがあること。そう、α7S。小型軽量かつフルサイズでEVF付きの初代α7たち、無印とRとSの中で唯一Sだけ金属マウントで頑丈なのです。ダイナミックレンジとか高感度耐性はちょっと前まで普通に全デジタルカメラ中一位に鎮座していましたので、画素数こそしょっぱいですが適任でしょう。あとシャッター音がやかましくてよろしい。

遊撃、スナップシューターはかなり悩んでいます。GRIIIかRX100M7か。遊撃というからには高速であってほしい。それは起動、AF、記録、収納が素早いということ。24-200とチルトモニターとファインダーと爆速AFとそれなりに良い画質でRX100M7と決心していたが、GRがIIIから像面位相差AFを載んだというのでこれは迷う。GRは「遅くて凡庸」から「速くて寄れる」になった...もう半年くらい悩むと思います。

道楽、これはもうクリアですね。要するにペンタプリズム式一眼レフがあれば良いのです。もう少しワガママ言うとシャッター音がスケベであればよいのですが、幸いなることに我が愛機D90のシャッター音はドスケベです。大変えっちです。ただ、Fマウントに絞ってもFM2とかF3とか、大変えっちな音のするフイルム一眼レフが沢山ありますので、血迷ってそっちに転んじゃう可能性は低くありません。あとオリンパスのミラーが横向きのやつ(名前忘れ)とか買う気はないですがスケベですし、ペンタックスは全部激エロです。

 

 本体はこれで良いでしょう。遊撃手はまだ迷ってますが、まあ多分RXになるような気がします。レンズですよ問題は。

Eマウントの旗艦に似合うのはGM、これはまあ良いです。12mmから200mmまでの大三元と85GMIIと50f1.2GM、それから200-600と2倍テレコンがあれば大変よろしいですね。問題は35mmで、35GMはどうもボケがちょっと硬調らしいのですが、他社製に良い感じの代替が見当たらずどうしたものか。一眼レフ用のタムロン35mm f1.4が写り的には好みなものの、800g +マウントアダプタとなりやや躊躇。ここは悩みどころです。あと50f1.2よりさらにボケが綺麗なニコンの58mm f1.4Gもかなり気になっています、悩悩悩。

書記は重量と距離感を軽く近くしたいので、タムロンの20mm f2.8 macroと純正50mm f2.8 macro、あと道楽枠でロモグラフィーの2.0/64ボケコントロール。これでよし。ところで、僕は33mmという何とも中途半端な画角が大好きで(というのも先述のiPodの画角がそうだった)、これに近い画角のレンズが二本、ティーティーアーチザン32mm f2.8と、サムヤンRemaster Slim 21/28/32の32mm f2.8。で、両者寄れない上に前者はZマウント以外未発売。それからMF限定かつFマウントでロモグラフィーのロモゴン2.5/32。いや、標準域はAFが欲しい。中望遠ならともかく。あと重いし寄れない。

うーん、先は長い

 

こんなところでしょうか。長々喋りましたがスーパーざっくり言うと機材だりーなってことです。こんなところまで読んでるあなた、pixivで夢小説読んでる方がいくらか有意義だと思いますよ。