ゲロ暑温暖化パーリィ帰省スナップ(1)

暑っっっっっっっっっっつ!!!!!!!!!

 ふざけんじゃねえ、なんだこの気候は!何が温帯じゃコラ亜熱帯のまちがいじゃないのかッ!! …失敬、取り乱しました。いえ、しかしね、お盆帰省で避暑地であるはずの新潟に来ているというのに、我が母国・神奈川よりほんの2℃かそこら涼しいだけっていやいや、やっぱりふざけんじゃねえ

父方の祖父母宅にやってまいりまして一枚目のショット
おばあちゃんは家の中を飾り付けるのがお好き

 四日間の帰省で撮った枚数はだいたい250枚。今年の夏は異様に暑く、帰省するまで写真を撮りに出かけることがまったく皆無だったので、帰省中は一応これでも頑張って撮ったほうです。

涼しげでしょう、いいえ激烈スーパーホットです

さてこの250枚をどうするか。さすが夏、景色だけは良い夏、撮れ高はじゅうぶんです。選別しても、この記事一枚で収めるには少し多すぎるので、ゲロ暑温暖化パーリィ帰省スナップをシリーズとして数枚書こうと思います。はてさて何ヵ月かかるでしょうね、たぶん年明けくらいまで夏の写真を擦ることになるんじゃないでしょうか。

いざ外出

玄関先

 さあ外に出てスナップを暑っっっっっっっ暑っっっっっっっ!!!!!!!!!は、え?こんな暑いことある?死ぬん?

殺人的ってこういうときに言うんだな、なるほど、本当に死んじゃう。これは近所をほんの数十分あるいて帰ろう、玄関を少し出たところでそう決意します。

 母艦はニコンD90、レンズにはタムロンのB016をチョイス。チョイスったって、これ以外にまともに撮れるレンズを只今一本たりとも所有しておりませんが。

この日はJPEG撮って出し、ピクチャーコントロールビビット。ふだんはスタンダードにしているので気分転換です。

なるほど、ビビット。主に赤系の発色が強化される感じ。D90CMOSセンサーですが、なんとなくD40系のCCDセンサーに近いような色に見えんこともない。私はCCDの鮮やか色味伝説をあまり信じておらず、単に自動現像処理の思想の差ではないかと疑っているのですがね。

CCDセンサーのあの”味”は、センサー自体のダイナミックレンジの低さのほかに、おそらく画素数の低さとか自動現像処理の未完成さも相まって演出されるものなのだろうと予想します。だってほら、画素数12メガピクセルに現像エンジンは初代EXPEEDというだけでこんなにビチッと写るんですから。

このレンズ、中望遠くらいのところに歪曲収差がほとんどなくなるスウィートスポットがあります

いくら鮮やかでも、より情報量の多いJPEGを描こうとする現像エンジンの画です。D3000という同じくEXPEED搭載のカメラがあり、あれはCCDなのですが、やはりこういう卒ない画を出すらしいようで、いつか使ってみたいものです。

夏の日差しは本当に光の量がすごくて、それに露出を合わせると陰のところは真っ暗になります。でも潰れてはいないんですよ、RAWで撮って持ち上げるとかしたらこの暗部の色情報は余裕で復元できます。こういうところはまさにCMOSセンサーって感じで、現像エンジンの力だけでは描き切れないハードウェアの力を感じます。

紫は再現の難しい色で、EXPEEDだけでなく、ソニーのBIONZの色転びしやすさを筆頭に、各社少し苦戦していたようです。D90は2008年発売でオートホワイトバランスはやはりそんなに高精度ではなく、この紫はホワイトバランス晴天設定でないと安定して出ません。

そろそろ限界

 ところで、田舎のこの整ってない感じ、ちょと町のほうに行くと途端に消え失せますよね。個人的にはこの散らかり感大好きですよ。公立小学校を思い出す雰囲気で。

ああビビット設定よ!まさにこんなふうな色を求めていた気がします。でもお空の色が二枚でちぐはぐなのはなぜ?しかしいい色です、この日の収穫はこれがもしかしたら最高かも…帰ろうか

いやいや、もうすこし行きますよ。ていうか、知らないところなので道がわかりません。あとさっきから緑色の写真が連続していますが勘弁してください、むしろ植物が写らないところを探すほうが難しいのです。なんせ田舎。

暑さにやられながら徘徊していると、知っている神社に運よくたどり着きます。やったぜ。これはそこにある石灯篭の中を通る光を撮った画です。

祖父母宅の玄関にある木です。なんとか帰投しました。ほんとにクソ暑い、殺す。

そんなわけでゲロ暑パート1終了といたします。次回はいつごろでしょうか、まあ熱中症という単語を聞かなくなるくらいの季節を目標にして、ちまちま書き進めてみます。ほなさいなら