三度目の正直。"良"い〜〜〜!!見た目が良いものってそれだけで全部良いですよね、そんなわけないですがそういう気分にはなります。
そして軽い。ボディに何もつけてないくらい軽い(B016比)。これと一緒にどこにでも行けそうです。
三度目の正直というのは、この品質良好な個体を引き当てるまでに同じレンズを三本買った、という意味なんですが。雑に紹介すると一本目は中古で買ってカビ玉を掴まされ、二本目は新品で買って絞り羽の形状が不良、そして三本目、つまりこの個体も新品で買って今度こそなんの不具合もない良品が届き、軽く感動しているところです。
余談はこの辺で終わらせて、
レンズガチャともこれでおさらば。今日からお前が私の眼だ。換算52.5mm。古い設計のしかも撒き餌ですから、バチボコに完璧な写りってわけじゃないです。
少し樽型の歪曲が見られます。
ふと見上げ、カラス。ヌケ良し。光を素直に通してくれます。ここまでの三枚はどれも解放f1.8です。やわらかい空気と細やかなディテール、良いですね。
鋭い光とか、
殴りつけるような秋風とか、
かたやこんなハイコントラストまで...絞れば途端に優等生。ピント面にまでふわふわ感が残るのは解放だけのようです。
父上と共にドイツフェスタなるものに行ってきました。ありとあらゆるものが高価。そして美味い。テーブル写真は要練習です。52.5mmの画角に慣れてなさすぎる。いやそうじゃなくて、レンズのキレを見て欲しいんですけどね
入り口です。外国語読めん。
東京は人がゴミのようで(ムスカ)、人を写さない方が大変なのですが、一応こんな草むらはあるところにはあります。
これは渋谷
これも渋谷。木ばっか撮ってるって?そうです普段木しか撮りません。人間みたいに逃げないので。(てか渋谷嫌いすぎて木以外撮りたくない)
猫はたまに止まってくれます。
ウワァ写真楽しい!ってはしゃぐ時にこれ以上無いレンズだと思います。まさしく眼。完璧ではなく、美麗とも違く、さして特別な要素も皆無。
最高じゃないですか。
AFは前回の記事での調整が功を奏して精度良く決まってくれますが、速度のほうはマァ普通に遅い...といっても、スナップにストレスなほどではありません。
精度良いったって接写時の精密なフォーカスは出来ない程度なので、これはMFで撮りました。うーんビミョい、精進します。
こんな感じの時は瞬間に決まります。ミ゜ッて音を立てて。
何をどう撮っても良い感じですが、しかし、私がこの視界によく馴染み、さらにこのレンズの特性を隅々まで把握したその時、ここからが面白いんだよ、などと奥へ連れて行ってくれそうな気がします。亡き18-200VRIIがそうでした。
AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
冒頭で終わらせた余談を再開するんですが(この先写真は出てきません)、このレンズとD90の組み合わせで私の一眼レフの旅に終止符を打つか、D3桁のフルサイズと58mm f1.4Gで最高の道楽路線を目指すか、足を踏み外してPENTAXに寝返るかの三択でめちゃくちゃ悩みました。結果としてはこのレンズに行き着いたんですが、理由は以下の通りです。
一眼レフはもはや古代兵器、時代はミラーレス。私もゆくゆくはミラーレスに行くつもりですから、私にとっての一眼レフはそのフィーリングを楽しむための道楽機材になる道が決定しています。何事もそうですが、道楽ならばなおさら、負担は軽いほうがよい。
高価で重くて性能も最新には劣るフルサイズ一眼レフを道楽のために買うというのは、簡単に言えば負担が大きいのです。なのでボツ。とはいえ58mm f1.4Gは憧れのレンズで、そう簡単には諦めきれず、ミラーレスにマウントアダプターをかませて使うことを念頭に保留。PENTAXはシャッター音がなんか違う(好きな音だがレフ機としてはもっとやかましくあってほしい)のと、やはりこれ以上レフに財力を割ける気がしないのがありボツ。
まあ要は金と体力が足りねえって話ですけれど。
ここまで迷いが発生したのはやはり、これと同型のレンズで二本もハズレを引いたからです。ハズレ玉の連発で、このレンズそのものやD90の古いセンサーなどへ一時的な冷めが発生し、それで現状から全く違う方角へ舵を切ろうか悩んだって訳です。今はこのレンズを手にしてよかったと思っとりますが。
長くなりましたね、失敬。それではこのへんで。